ナインティナインならではの豪華ステージに横浜アリーナに集結したリスナー1万2000人が熱狂! 『ニッポン放送開局70周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』
続いて登場した岡村も、「長い夜」を観客とハイタッチしながら歌唱。白いスーツにピンクのスカーフを巻いて松山千春になりきっていたが、次曲のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」では上着を脱いで派手な柄シャツへとチェンジ。早口のラップシーンもしっかり口が回っており、「半年以上練習した」と入念な準備をしたことを明かした。昨年もYOASOBIの「アイドル」を必死で練習していたことから、「同じパターンを作ってしまったのでは」と次回公演も難解な楽曲にチャレンジしなければならないのではと戦々恐々としていた。
そして3曲目でも着替えを挟み、「ドン・キホーテ」で揃えたという金の着物とちょんまげのカツラを被り、リスナーから募集した歌詞で構成された替え歌「パクチーサンバⅡ」(原曲:マツケンサンバⅡ/松平健)も高らかに歌い切った。
いよいよ後半戦に突入。「はじめましてanoです!」と元気いっぱいに登場したanoは、話題のアニメ作品の主題歌「ちゅ、多様性。」「許婚っきゅん」「絶絶絶絶対聖域」でロックな歌声を会場に響かせる。その後のトークでは、先ほどまでステージ上でデスボイスを発していたとは思えない話し方に「ギャップすごいな!」と驚くナイナイ。一方のanoも、ナイナイについて「おじいちゃんみたい」だと思っていたが、今回のステージを見て「おじいちゃんじゃなくなった」と印象が変わったと語る。そんなナイナイとやりたいことがあるというanoは、TikTokにあげたいと「許婚っきゅん」のダンスを一緒に踊りその様子を撮影したり、以前番組にゲスト出演した時と同じくナイナイの似顔絵を描いたりと、ステージとはギャップあるほのぼのとしたコーナーを展開した。なお、動画は実際にanoのTikTokに投稿されている。
番組エンディングテーマを務めるネクライトーキーは「bloom」と、もちろん番組のエンディング曲「明日にだって」も披露。「今年のメインビジュアルと一緒の色にして、最後まで全力で楽しんでください!」という矢部の声をきっかけに、リスナーがサイリウムの色を変え、客席が赤色に染まる。そして2人の「わーわーゆーております」「お時間です」というお馴染みの挨拶で「明日にだって」の演奏がスタートすると、会場後方のスクリーンにこの1年間の番組写真が映し出され、会場をエモーショナルな空気で包み込んだ。