タイグランプリで最高峰クラス100戦目の中上貴晶選手（画像は日本グランプリ）

◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズンの第17戦 タイGP MotoGP（10月26日～28日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキット） 【動画】オーストラリアの勝者は120戦目のフランス人ライダーのヨハン・ザルコ選手 3月下旬にポルトガルで開幕し全20戦で争われている2023年シーズンも残り4戦。最終戦のバレンシアの決勝まで1か月を切りました。 今回のタイグランプリで、現在、MotoGPクラスに参戦する中上貴晶選手（日本/ホンダ）が最高峰クラスでの100レース目に臨んでいます。日本人ライダーの最多参戦記録は中野真矢さんの134戦。故・阿部典史（ノリック）さんの114戦、青木宣篤さんの111戦に続く4人目の最高峰クラス（『500ccクラス』と『MotoGPクラス』）100戦目到達となります。 中上選手は中学生のときに全日本ロードレース選手権でタイトルを獲得。同時に応募していたスペインでのライダー養成プログラムに合格し125ccクラスで世界の舞台に挑戦。しかし好成績を残せず一度は舞台を日本に戻しました。諦めなかった中上選手は再びMotoGPの舞台へ。Moto2クラスで2勝などと実績を積み上げ、2018年にMotoGPクラスとステップアップ。6年目での100戦目となりました。 すでにLCR・ホンダ・イデミツからの継続参戦も決まっている中上選手。来季のチームメイトは前戦オーストラリアグランプリの土曜日の決勝で最高峰クラス初優勝を成し遂げたヨハン・ザルコ選手（フランス/ドゥカティ）です。最高峰クラスでの表彰台、優勝への挑戦は続きます。 タイグランプリ初日のMotoGPクラスは年間チャンピオン争い2位につけるホルヘ・マルティン選手（スペイン/ドゥカティ）がトップタイムをマーク。ポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイア選手（イタリア/ドゥカティ）が7番手タイムとなっています。 中上選手は最初のセッションであるフリープラクティス1では11番手タイムでしたが、午後の『プラクティス』セッションでは20番手に終わっています。2日目の予選・スプリントレースでの巻き返しを目指します。 ▽タイGPスケジュール 10月28日(土)　予選＋スプリントレース 10月29日(日)　決勝 ▽残りはタイGP含め4戦 　10月27日-29日　タイ 　11月10日-12日　マレーシア 　11月17日-19日　カタール 　11月24日-26日　バレンシア