パッティング専門コーチがオススメする約350円で劇的にパッティングが上達する練習法!
「300Yでも1cmでも1打は変わらない」とはよく言われることだが、ゴルフを深く理解すればするほど、パッティングの重要性に気づくはず。また、パッティングが上達すればショットで無理に寄せにいく必要がなく、無理をしないので、結果的に良いショットに繋がることも。そこで、福岡のゴルフスタジオでパッティング専門コーチとして活躍する平田智コーチに、効果が高く、しかも安価で手に入るショートパット練習法を教えてもらった!
パッティングで重要なのは「フェースの向き」と「打ち出し方向」!
アマチュアの方のレッスンに際し、必ず「いまの悩み」を聞くのですが、ほぼ半数以上が引っかけや押し出しなど、左右の打ち出し方向のズレを挙げます。 2mのストレートラインで実際に打ったデータをチェックすると、セットアップした時点でフェースの向きがズレてしまう方がとても多いことが分かっています。 2mの距離では打ち出し方向が左右に1.5度ズレると外れる可能性が高いのですが、ストレートなラインにも関わらず、セットアップ時でフェースの向きがカップのセンターにきちんと向けてるアマチュアは全体の2~3割程度しかいません。 それどころか、構えた時点でカップから外れるほど向きがズレている人も多く、そうなるとカップインの確率はほぼないというのは言わずもがなでしょう。そこで、まずはセットアップ時にフェースの向きを整える練習方法を紹介します! 簡単に用意できるものしか使っていないので、ぜひ実践してください。 まずは500mlペットボトル2本と3m程の凧糸を用意します、ペットボトルには水を入れて紐で2本のペットボトルを結びます(写真A参照)。
そのペットボトルの片方をテークバックが取れるくらいの距離でボールの後方に置き、もう片方をターゲット方向に置いて紐を張ります。そうするとボールとターゲットを結んだ直線ができるはずです(写真B参照)。 その紐とフェース面が垂直になるように構えることでフェースがターゲットに向いてる状態を確認することができます。ちなみに、使用しているパターにサイトラインがある場合は、サイトラインの線と紐を平行にしてください。また、紐がターゲットまで真っ直ぐ向いていることで、スタンスの向きが平行になっているかの確認やターゲットの真ん中に紐が来るように目線の確認もしやすくなっています。 ペットボトルは高さがあるので、実際にボールを打つことができます。 実際に打ってみて、ボールが紐から左右のどちらかにズレてしまうとインパクト時にフェースが開いた(右に向く)のか閉じた(左に向く)のか打ち出し方向の確認もできます。
つまりこの練習では、 ①セットアップ時のフェース向き ②アライメント ③ターゲットの目線 ④打ち出し方向 という上記の4つの確認ができる、一石二鳥ならぬ、一石四鳥の練習ドリルなんです! 球を打たなくても、セットアップして線を見続けるだけでフェース向きのズレが減ってくるゴルファーもいるので、是非一度、試してみてください。 文・写真/平田智(パッティング専門コーチ)
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