引退会見を開いたフィギュアスケートのアイスダンスの”かなだいペア”こと高橋大輔選手（右）と村元哉中選手（左）（写真:アフロスポーツ）

フィギュアスケート・アイスダンスの高橋大輔選手、村元哉中選手の”かなだいカップル”が2日、都内で引退会見を開きました。 高橋選手は引退理由について「僕自身の右膝が限界を迎えた」と述べました。 「パフォーマンスをする上ではまだまだ限界を迎えたというわけではないのですが、競技レベルでパフォーマンスをするというところで練習を積んでいく中、技術的な部分で僕自身の努力ではどうしようもできないところに来てしまって、そこに体がついて行かないというのが一番大きな理由です」と痛めている右膝について、自分の考える競技レベルとのギャップを理由として挙げています。 また、村元選手は「（高橋選手の引退を）覚悟していた」とし、「大ちゃんのほうから聞いた時に（村元自身の）限界はまだ感じていないんですけど、これ以上の最高のパートナーはいないなと感じていますし、大ちゃんといろんな作品を作りたいと思えたので、新しいパートナーを探すという選択肢はまったく出てきませんでした。そして自分の中ではやりきった」と高橋選手とともに競技生活に一区切りをつけることを語りました。 今後について、高橋選手は「僕自身は“かなだいカップル”としてまだまだパフォーマンスをやっていきたいと思っていますし、高橋大輔としてパフォーマンスをしていきたい」とコメント。 村元選手は「“かなだい”としてパフォーマンスをしていきたいというお話を聞いたときに自分の中でもそうしていきたいです。大ちゃんが『哉中は1人でも見せられるスケーターだよ』と言ってくれて、その言葉もすごいうれしかったですし、村元哉中として1スケーターとして表現者としてパフォーマンスできればと思います」と両者ともにカップルとしても個人としてもどちらの活動にも力をいれていくと語りました。