沖縄メバチマグロ、過去最高キロ当たり3万3000円 「びっくり。最高にうれしい」 糸満・イマイユ市場
糸満市の糸満漁港内「イマイユ市場」で4日午前5時半から、県漁業協同組合連合会(県漁連)などによる新春の初競りが開かれた。一番競りのメバチマグロ(27キロ)は1キロ当たり3万3千円の過去最高値のご祝儀相場で競り落とされた。 【実際の写真】最高値のマグロ
鐘の音とともに始まった初競りには約30業者の仲介人が参加した。鮮やかな身の色や締まり具合が評価された一番競りのマグロを過去最高額で競り落とした高江洲鮮魚の高江洲馨社長は「一目見て鮮度も良かったので景気付けに」と話した。 出品者で宏徳丸の浦崎泰一船長も「びっくりしたが最高にうれしい」と喜んだ。 4日はマグロのほか、カジキやシイラなど10種の競りがあり、総水揚げ量は23トンで、金額は2206万円だった。 2025年の太平洋クロマグロ魚穫枠で、沖縄は過去最大の236・5トン(大型魚)の振り分けとなった。水産業には追い風となり、新年幸先の良いスタートを迎えた。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd