デビュー20年の相武紗季 子育てと仕事を両立する現在と「オーラで圧倒された」憧れの俳優
■子どものモチベーションはカレンダーで上げる ── スケジュール管理は何で行っているのですか。 相武さん:携帯に入力して、手帳にも書いています。やっぱり手で書いた方が頭にも残るんです。書いたものをコピーして貼ることもあります。私が書いていると子どもたちも気になって「ママ、何書いているの」と聞かれるので、今は家に大人用と子ども用のカレンダーがそれぞれあるんです。息子はひらがなとカタカナを書けるようになったので、私が書いたことを書き写しています。「何曜日は何時から習い事」というふうに、自分のスケジュールを書いていますよ。
── 子どもも自分で予定を把握できそうでいいですね。 相武さん:そうなんです。それに、学校の遠足やお友達の誕生日会というような予定があるとその日を楽しみにしているんです。毎日を頑張るモチベーションになって、日々をわくわく過ごせるのでおすすめです。 ── まるでサンタさんが毎月来るようです。 相武さん:子どもって、友達と遊ぶ予定があるだけで、サンタさんが来るくらいの気持ちで過ごせるんですよね。この日は誰々と公園に行くとか、ランチは○○、と決めて書くだけで頑張れるので、いい効果があるなと思います。
── お子さんたちにはどんな大人になってほしいですか。 相武さん:自分のしたいことを見つけてほしいです。いろんな職業や働き方に触れて、自分はどういう職業や働き方をしたいかというのを見つけてもらえたらいいですね。ここでこれをするしかないと選択肢を狭めるのではなく、自分でしたいことを、できる場所でやってみようというようなフットワークのある大人になってほしいなと思います。
■デビュー20年を経て思うこと ── 芸能界デビュー後、20年が経ちますが、目標にしている方はいらっしゃいますか。
相武さん:市原悦子さんです。声のお仕事も演技のお仕事もそうですが、雰囲気も含めて魅力がある方だと感じています。生前に一度、ドラマでご一緒させていただく機会があったのですが、同じシーンはなかったものの、ご挨拶させていただいて。その時に、オーラで圧倒されました。 柔らかい身のこなしの方なのですが、近づけないくらいのオーラがあって。お会いできて本当によかったです。私とはだいぶ違うタイプだとは思うのですが、市原さんは今までも、これからもずっと憧れで目標にしている存在です。