話題の元フジテレビアナウンサー・渡邊 渚が魅せる等身大の美しさ「いろんなコメントがあるけどいい意味で『もういいや』って思えるようになりました」
――そういう人がなぜアナウンサーという表に立つ仕事に? 渡邊 私にとってアナウンサーは、「自分が目立つための仕事」ではないんです。周りを輝かせるための裏方だと思っていて、実際に局アナ時代も自分が映らない仕事のほうが多かったくらいですよ。 ――かなり世間のイメージとはギャップがありますね。 渡邊 そうなんです。しかも、私なんて基本的にインドアですから。時間があれば家で黙々と模型を作っているような。 ――本格的な模型ですよね。よくSNSに投稿されています。 渡邊 よく感じていたギャップですが、アナウンサーってキラキラしたイメージを持たれすぎてるというか、「IT社長やスポーツ選手と結婚するための踏み台にしているだろ」みたいなコメントを見たこともありますし(苦笑)。 でも現実は地道な仕事ばかりで、キラキラできるほど時間があるワケでもないし......って思いながら模型を作る日々でした(笑)。でも、今は何を言われても気にならないかな。いい意味で「もういいや」って思える。 ――どういう心境の変化が? 渡邊 自分の心が少し大人になったのだと思います。闘病中はずっと家にこもる日々だったんですよ。それだけに、せっかく仕事に復帰できたのだから、周りの声を気にするより、自分のやりたいことをやって、それで食べていけたらいいかなって。今はそういう感覚です。素直に、一瞬一瞬を楽しんでいける人になりたいですね。 スタイリング/筒井葉子(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/イワタユイナ ●渡邊 渚(わたなべ・なぎさ) 1997年4月13日生まれ 新潟県出身 身長165㎝ 血液型=O型 ○慶應義塾大学卒。株式会社フジテレビジョンに2020年に入社。2024年8月末に同社を退社。現在はフリーランスでモデルや執筆活動を行なっている。2024年10月には自身のInstagramで、過去にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表。自身のそうした経験を生かして、精神疾患への理解の普及活動なども行なう。公式Instagram【@watanabenagisa_】 撮影/中村和孝