イスラエルの対イラン報復めぐる情報を漏洩か 米CIA職員を起訴
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などは13日、米中央情報局(CIA)職員の男が、イスラエルのイランに対する報復計画を分析した機密情報を漏洩(ろうえい)したとして起訴された、と報じた。 【写真】「世界は僕たちが死ぬのを見ていただけ」 だれも止めぬガザ侵攻1年 報道によると、起訴された職員は国防に関わる機密情報にアクセスできる立場にあった。米連邦捜査局(FBI)が12日にカンボジアで身柄を拘束した。動機は明らかになっていないという。 イランは10月1日、同国が支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者がイスラエルに殺害されたことなどへの報復として、イスラエルを約200発の弾道ミサイルで攻撃。イスラエルは同月26日、報復としてイラン国内のミサイル製造施設などを攻撃した。 イスラエルの攻撃に先立ち、SNS上では米情報機関が作成したとされる資料が拡散。資料には、イスラエルがイランへの攻撃で使用する可能性がある航空機や弾薬の種類などに関する分析が記載されていた。米ホワイトハウスは「深刻な懸念」を表明し、FBIが捜査を開始していた。
朝日新聞社