被災の能登、小中学校で入学式 元気に新たな一歩、避難者も祝福
能登半島地震で被災した石川県珠洲市や能登町などの小中学校で5日、入学式が行われた。被災を理由に引っ越した家庭も多く、例年より新入生が減った学校もあったが、児童生徒は元気に新たな一歩を踏み出した。 珠洲市立飯田小の新1年生は5人で、昨年度の18人から大幅に減少した。式は地震の影響で体育館が使えず、音楽室で開催された。四十住基子校長が「復興の中で子どもたちの存在は大人に希望を与えてくれました。元気なあいさつと勉強を頑張ってほしい」と語りかけた。 能登町立松波小も、会場を町立松波中の体育館に変更。晴れ姿の6人の新入生が入場し、在校生や避難者らが新たな門出を祝った。