厚岸にクラフトビール醸造所 「ユイトリエール」来年開業
北海道の厚岸町役場やイオン厚岸店の近くに来年、クラフトビールの醸造所「ユイトリエール」(町港町2)が誕生する。町内に本社がある建設業「マル勢影本工業」の新規事業で、食事も提供する「ブリューパブ」として年明けの開業に向けて現在各種手続き中。開業に先立ち、今月16、17の両日に町内の子野日公園で開かれる「あっけし牡(か)蠣(き)まつり」で、オリジナルビール「ホワイトフォグ」を特別価格(600円)で提供する。 店名はフランス語で「カキが育つ場所」などを意味する。現在は建物が完成し、内部に醸造機器も設置された。醸造長を務める長谷川太一さん(27)によると、町特産のカキに合うラガーを看板商品に3種のエール、季節限定の計5種類のビール製造を予定しており、製品すべてに「厚岸」の名前が入る。食事はカキやチーズを使った一品料理やパニーニ(ホットサンド)などの軽食メニューをそろえる。 同社クラフトビール事業部の責任者、柴田貴美さん(54)は「ゆっくりと時間をかけて育つカキのように、自然と食に恵まれた美しい町で地元の方に愛されるよう成長していきたい。地元の方にぜひ飲んでほしい」と話している。
釧路新聞