劇団太陽族「迷宮巡礼」幕開け、精神の迷宮に入り込んだピアニスト描く
劇団太陽族「迷宮巡礼」が、本日12月20日に兵庫のAI・HALLで開幕する。 これは、岩崎正裕が作・演出を手がける新作公演。かつてピアノ弾きだった男は、今はもう譜面も読めず、指を動かすこともできずにいる。譜めくりとして彼を支えてきた妻は、今は介護をしていて……。 【画像】劇団太陽族「迷宮巡礼」より。(他5件) 開幕に際し、岩崎は「本作は精神の迷宮に入り込んだピアニストの物語。『認知症』という言葉は劇中一度も登場しないので、混乱と喪失のドラマだと思っている。そのような認識の歪みは年齢に関係なく、誰にでもふいに訪れるものではないか。舞台に置かれたピアノでクラシックの名曲が何曲か演奏されるが、これは昨今の音楽アーティストとの関わり中で得た着想に基づいている。ストレートプレイと音楽の融合は自分にとっては新しい試みだ。是非多くのみなさんにご覧いただきたい」とコメントした。 上演時間は約1時間30分、公演は12月22日まで。 ■ 劇団太陽族「迷宮巡礼」 2024年12月20日(金)~22日(日) 兵庫県 AI・HALL □ スタッフ 作・演出:岩崎正裕 □ 出演 岸部孝子 / 佐々木淳子 / 桐子 / 中西由宇佳 / 韓寿恵 / 森本研典 / 橋本剛 ※U-22チケットあり。