保育中の園児死亡で両親が損害賠償請求 広島市は過失を認めず
2年前、広島市西区の市立保育園で保育中に川で死亡した園児の両親が広島市に損害賠償を求めている裁判で、市側は過失を認めず争う姿勢を示しました。 2022年4月、西区の市立保育園に通っていた当時5歳の男の子が園内からいなくなり、近くの川でおぼれて亡くなりました。男の子の両親は園を管轄する広島市に損害賠償を求めています。 裁判では、両親が園を囲む生垣に隙間があったり裏門などの柵の高さが不十分だったりと園児が園の外に出ることが可能だったなどと市側の過失を主張した一方、市は生垣の隙間にはネットをかけていて門などの高さもほかの保育園と同程度で不十分だったとはいえないなどと争う姿勢を示しました。 次回の裁判は9月24日に行われる予定だということです。