スバル「レオーネ4WDセダン」が採用した世界初の乗用車4WDシステムの特徴とは?【歴史に残るクルマと技術040】
スバルのレオーネ4WDセダンが誕生した1975年は、どんな年?
1975年には、マツダの「コスモAP」もデビュー。コスモAPは、2ローターのロータリエンジンを搭載したプレステージ・スペシャリティカーとして登場。ロータリー車が停滞ムードのなか“赤いコスモ”は大ヒットとなった。 少年ジャンプの新連載マンガ「サーキットの狼」が始まり、子どもたちの間でフェラーリやランボルギーニ、カウンタックといったハイパワーを誇るスーパーカーが大人気に、日本でスーパーカーブームが巻き起こった。 その他、ベトナム戦争が終結、マイクロソフト設立、田部井淳子氏が女性として世界初のエベレスト登頂、ブッシュ式公衆電話が登場、TVアニメ「まんが日本昔話」の放送が始まった。 また、ガソリン112.4円/L、ビール大瓶180円、コーヒーは一杯194円、ラーメン210円、カレー280円、アンパン60円の時代だった。 ・・・・・・・ 現在のスバルブランドの原動力であるシンメトリカルAWDの基盤を作った4WD乗用車「レオーネ4WDセダン」。乗用車4WDの道を切り開いた、日本の歴史に残るクルマであることに、間違いない。
竹村 純