「りんご病」流行、警戒 特に妊婦は注意必要「流産の原因になったりもする」医師指摘
鳥取県にも警報が発令された感染症「りんご病」。 主に子供が感染し、頬が赤くなったり、腕が網目状に赤くなったりするなどします。ただ、この状態になると人にうつることはないといいます。 わからないことも多い「りんご病」、何に注意して生活すればよいのでしょうか? 【写真を見る】「りんご病」流行、警戒 特に妊婦は注意必要「流産の原因になったりもする」医師指摘 空気の乾燥が気になり始め、感染症への警戒が必要な時期となりました。 中でもこの冬、注意が必要なのが… 米子こどもクリニック 田本直弘 医師 「ここ数年流行ってはなかったんですけど、りんご病が最近見られるようになりましたね」 伝染性紅斑、いわゆる「りんご病」は、免疫力が未発達の子どもがかかりやすく、微熱や関節痛がおさまると、頬がりんごのように赤くなったり、腕などに網目状の発疹が出るなどする感染症です。 米子市内のクリニックでも、11月から、徐々にりんご病と思われる症状で受診する患者が増えてきたといいます。 そしてりんご病は、特に妊婦にとって注意が必要な感染症だというのです。 米子こどもクリニック 田本直弘 医師 「一部お腹の中の赤ちゃんにも感染しちゃうんですよ。お母さんを通じて、で、そうすると流産の原因になったりもするので、流行ってるって時はもうなるべく外出しないとかネット通販でなんとかするとかというふうに対策された方がいいと思いますね」 田本医師によると、感染経路が飛沫や接触によるなど、新型コロナとの類似性も高く、手洗いうがい、マスクの着用など基本的な感染対策が重要だということです。
山陰放送