「人生を変えたコント」マスコミ取材会に出席したせいや

　お笑いコンビ「霜降り明星」のせいや（３２）が３０日、東京都内で自身初となる半自伝的小説「人生を変えたコント」（ワニブックス）のマスコミ取材会に出席した。 ◆霜降り明星せいやの手書き原稿【写真】 　同書は２０２１年夏より３年以上の月日をかけて、せいや自らが書き上げ、自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまったいじめ」と「人生を変えたコント」について赤裸々につづる。 　発売から即重版が決定し、累計発行部数が１０万部を突破。高校時代から抱いていた１７年来の夢をかなえたせいやは「ワニブックスの方が『ホームレス中学生』と初速一緒です！って言ってましたので、ちょっとうれしくていろんな人に言っちゃってます」と声を弾ませ「とりあえず１０万部を超えたいと目標にしていたのでうれしい」「社会現象になれ～！」とよろこびを爆発させた。 　そんな反響に「本の力ってこんなすごいんやなって。今までの苦労とかもすごい報われる」としみじみ語り「今もどこかで誰かが買ってくれている状況がすごい夢のある世界なので、また書きたい」と早くも次回作に意気込みを見せた。 　「日々仕上げていく作業とか思いついた言葉とか、そういうのが世に凝縮されて発表されるのはめっちゃ漫才に似てる」とも語ったせいや。「仕事終わりにクタクタになってから、本を書こうというのはしんどくて、やっぱり日々の仕事に追われながらで進まなかった」と執筆過程では諦めそうになったことも明かし「でも、いよいよ子供が生まれて、いつか子どもが読むかもしれんと思ったら、スピード上がりましたし、モチベーションになりました」と昨年１２月に生まれた第一子への感謝を口にした。