りんくう公園にスポーツ施設、最後の未整備地で令和9年開業へ
大阪府は18日、田尻町と泉南市にまたがる府営りんくう公園(中地区)約4・9ヘクタールに、ビーチスポーツの国際親善試合や全国大会などが開催できる施設を軸に、イベント施設やレストランなどを整備する方針を明らかにした。令和9年4月の開業を目指す。 関西国際空港の対岸にあるりんくう公園のうち、中地区は未整備のまま残る最後のエリアだった。 事業予定者はハンワホームズ(泉南市)を代表企業に計3社でつくる「ブリッジパークプロジェクトグループ」。府は今年5~10月に「公募設置管理制度(P-PFI)」で事業者を募集。園路やトイレ、広場など公園機能の整備には府が上限約1億8千万円を負担するが、スポーツ施設などの建設費は事業者側で負担し、運営を通じて収益をあげる仕組みとなる。 昨年度も募集したが応じる事業者がおらず、園路や広場の維持管理に関する要件を見直していた。 6年度内に協定を結び、7~8年に設計や工事を進め、9年4月の開業を予定している。 吉村洋文知事は記者会見で「関空対岸の大きな活性化、魅力向上につながる」と歓迎した。