団歌「歌おう」を合唱する団員ら

　小学生から高校生までを中心に構成するSK松本ジュニア合唱団は23日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで結成30周年の記念コンサートを開いた。現役団員に加えてOB・OGを含む約100人が出演し、節目にふさわしい熱のこもったステージを繰り広げた。大勢が聴きに訪れ、曲が終わるごとに大きな拍手でたたえていた。 　オープニングを飾ったのは団歌「歌おう」で、ゆったりとしたテンポの曲を、心と声を合わせて優しく歌い上げた。「筑波山麓合唱団」は男声合唱で力強い低音を会場に響かせた。「ほらね、」は女声合唱で耳に心地よい澄み渡る高音が印象的だった。プログラムは2部構成で、後半は合唱ミュージカル「ぞうれっしゃがやってきた」を披露した。 　同合唱団の芦田勝弘団長（77）＝松本市岡田町＝は「これからも地域に合唱の文化を根付かせていきたい」と結成30周年を迎えた感想を話していた。