【フィギュア】三宅咲綺3A挑戦を明言 五輪視野に「入れていくしかない」/西日本インカレ
<フィギュアスケート:西日本学生選手権>◇最終日◇20日◇滋賀県立アイスアリーナ◇女子(フリーのみ) 岡山理科大の三宅咲綺(21)が、大技トリプルアクセル(3回転半)に挑戦した。 6分間練習では着氷。本番では緊張もあって足もとが不安定になり、1回転になったが「久しぶりに入れたけど、やっぱりもうちょっと練習が必要だったのかな。でも、いい経験になったと思う」。105・60点の3位で大会を終え、課題と収穫を得た。 きっかけは、中野園子コーチの言葉だった。 「(坂本花織、三原舞依の)ふたりに続いてオリンピックに行くぞ」 熱い言葉を繰り返しかけられ、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を見据えて新たな武器を身につけようと考え始めた。 「滑りでは絶対かおちゃんとかには及ばないので、トリプルアクセル入れていくしかない。今から大事な試合以外は挑戦していこうと思っています」 本番では成功させられなかったが「結構、毎日降りられるようになっている」と着実に前進している実感はある。 憧れる伊藤みどりさんの3回転半をお手本に「来シーズンは全部(トリプルアクセルを)入れてできるくらいになりたい」と力強く話した。