51歳のベテランレーサー齋藤登志信が502勝目を挙げ健在ぶりアピール「まだまだ自力でやれそうかな?」/松戸競輪G3
松戸競輪の「開設74周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(G3)」が1日から開催されている。2日目の2RS級選抜で捲って1着の齋藤登志信(51歳・宮城=80期)に話を聞いた。 2日目は東日本で朝倉智仁に任せてのレースだったが、鷲田佳史の斜行を受けて不発。そこから外併走のままバック捲りを放って今節1勝。51歳ながら健在っぷりを披露した。共同記者会見場に着くなり「よし! 500勝!(苦笑)」と茶目っ気たっぷりな様子も見せた。 「朝倉君の方が力は上。勝てるように走ってもらえれば、あとは自分が付いていって2着か離れるか。流れを見て良いところで行ってくれたかなと思ったけど、出だしで戸惑っている感じだった。一番キツいところで行ってしまった。もう少し早く乗り越えられていたらワンツーが決まったかもね。朝倉君は落車するんじゃないかって勢いだった。自分はどうせ浮かされてしまうし、ダメ元で行った。まだまだ自力でやれそうかな? って思った(笑)。昨日(初日)も今日くらいに自分で行けていれば、3着くらいはあったかも。でも、前任せになってしまったし、切り替えて挑んだ」とレースを振り返った。 初日は落車が多かったため「とりあえず誰も転ばなくて良かった!」とまずは落車がなくてひと安心といった様子。ただ、それは選手も記者もお客さんも同じ気持ちだ。 あと残り2走も年齢を感じさせない、誰よりも元気な走りを見せてもらいたい。(アオケイ・宮本記者)