1軍の“主力”になれない…?中日、出場機会に飢える選手(6)かつてはエース級の評価も
2024年シーズンは、開幕ダッシュに成功した中日ドラゴンズ。現在は調子を落としているが、投手層の厚さに加え、新戦力も活躍を見せている。一方で、ライバル選手の躍進などによって、出場機会に恵まれていない選手も存在する。今回は、一軍での出場機会が限られそうな中日の選手を取り上げたい。
福谷浩司
投打:右投右打 身長/体重:183cm/93kg 生年月日:1991年1月9日 経歴:愛知・横須賀高 - 慶応大 ドラフト:2012年ドラフト1位 プロ12年目を迎えた福谷浩司。今季はすでに一軍昇格を果たしたが、登板機会は限定されている。 慶応大では1年秋から登板し、3年春には最優秀防御率(0.59)のタイトルを獲得。文武両道の右腕としても注目を集め、中日ドラゴンズからドラフト1位で指名を受けた。 ルーキーイヤーは結果を残せなかったが、プロ2年目はブルペン陣の一角として活躍。72試合に登板して34ホールドポイント(2勝32ホールド)、防御率1.81と抜群の安定感を見せた。 だが、翌年以降は不安定な投球が続く。先発に転向した2020年こそ14試合登板で8勝2敗、防御率2.64をマークしたが、その後は活躍が続かなかった。 そんな中、今季はファームで好投を重ねて4月19日に一軍昇格。しかし、投手陣が充実しているチームだけに、少ないチャンスを活かさなければ、一軍での出番は減りそうだ。
ベースボールチャンネル編集部