米軍、嘉手納基地で降下訓練 3カ月連続、県は中止要請も
米空軍は3日、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)でパラシュート降下訓練を実施した。訓練は3カ月連続で、今年7回目。日米間には例外的な場合を除いて伊江島補助飛行場(同県伊江村)で行うとの合意があるが、嘉手納での訓練が常態化しており、県は中止を要請していた。 午後1時20分ごろ、嘉手納上空の米軍機から米兵9人が次々に降下し、基地内に着地。約30分後にも4人が降下する様子が確認された。県によると、1日に防衛省から訓練実施の連絡があった。 嘉手納では大型無人偵察機MQ4Cが一時展開。その後も無人機MQ9が新たに運び込まれるなど、地元の基地負担が増しており、反発の声が上がっている。