ヘンリー王子、兄ウィリアム皇太子に無視されている 溝は深いが関係修復は可能と関係者
不仲が伝えられているイギリスのウィリアム皇太子と弟のヘンリー王子。ヘンリー王子は今、メールや電話、メッセージで兄に連絡を取ろうとしても、無視されてしまう状況だという。 【写真】ウィンザー城前で弔問客と対面したウィリアム皇太子&ヘンリー王子 Peopleによると、ウィリアム皇太子とヘンリー王子が協力する姿を見せたのは、 2022年9月にエリザベス女王が亡くなった際、キャサリン妃やメーガン妃と一緒に、ウィンザー城の外に駆け付けた王室ファンに挨拶をしたのが最後だったそう。 2023年5月には、チャールズ国王の戴冠式が行われたが、ヘンリー王子は家族をカリフォルニアに残し、単身出席。兄一家とは離れ、2列後ろの席に座った。また今年5月にはイギリスで、王子が立ち上げたインビクタス・ゲームの10周年記念式典が行われたが、王室からの出席者はなく、国王や王子と面会することもなかった。王子の関係者は当時、国王のスケジュールが忙しかったため会えなかったとしていたが、実は父との間には、警備問題を巡って深い溝が出来ているそうだ。 王室を離脱したことを受け、王子一家は王族・要人警備執行委員会(RAVEC)の警護対象から外れた。これを受け、王子は経費の自己負担を申し出たが、高等裁判所はRAVECの判断を支持する判決を出している。王子はこの問題について、父に介入して欲しいと願っているそうだ。 しかし、王室の情報筋によると国王にこの権限はないといい、この件が基で、国王との関係も悪化。今は連絡をしても取り次いでもらえない状況にあるそうだ。 一方で、兄弟の関係は「非常にひどい」状況で、限界に達しているそうだが、それでも「取り返しが付かない」ほどではないと、王室関係者が明かしているという。