山口県周南市出身のサントリー藤中颯志 隣県の広島で勝利に貢献 バレーSVリーグ
【バレーボール 大同生命SVリーグ男子 サントリーサンバーズ大阪3―0広島サンダーズ(17日・IHIアリーナ呉)】 広島県呉市であった2連戦の最終戦。サントリーのリベロ藤中颯志は山口県周南市出身で、今季最も地元に近い会場での一戦だった。「土、日とも3―0で勝つことができてまずは一安心」と〝準地元〟での勝利の味をかみしめた。 正確なレシーブに加え、看板を恐れずにボールを追う気迫のこもったプレーで勝利に貢献。「自分が拾えたこともそうだし、チームとして抜けたコースに対してレシーブができたというのはチームの力を証明できたと思う」と胸を張った。 細やかさも見せた。試合中には腰にぶら下げた「マイサンバーズタオル」でコートに落ちた汗を拭き取る一面も。「きょうは地元の学生さんが拭いてくれていたんですけど、そのお手伝いです」と照れくさそうに笑みを浮かべた。 2連戦とも会場は大入り満員だった。「熱烈なファンの方が来てくれるのはうれしい。多くの方に見に来ていただくのが一選手としての希望です」。今後のリーグ戦でも熱いプレーで沸かせる。
中国新聞社