「これ以上にピッタリな曲はこの世に存在しない」ブレイク・ライブリー、親友テイラー・スウィフト起用の理由を明かす
世界で約1,000万部を記録したベストセラー『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』を映画化した『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』で、主人公リリー役を演じたブレイク・ライブリーが、劇中の重要なシーンで流れるテイラー・スウィフトの楽曲「マイ・ティアーズ・リコシェ」の起用理由を明かした。 その他の画像 ブレイク・ライブリーとテイラー・スウィフトは10年来の親友で、ブレイクは2021年のテイラーの「アイ・ベット・ユー・シンク・アバウト・ミー」のミュージック・ビデオで監督デビューを果たしている。そんな親友の楽曲を劇中および本予告に使用することを決めたのは、他でもないブレイク本人。当初はブレイクも本映画の監督ジャスティン・バルドーニも、本作にテイラーの楽曲を使用することはまったく思いつかなかったそうだが、ブレイクは「本予告を作っていたときにいろいろな音楽を使って、ああでもない、こうでもないと苦戦していたのですが、スタッフの1人が試しに『マイ・ティアーズ・リコシェ』を乗せたバージョンを作ってくれたんです。それを見た瞬間、『これだ!』と思いました」と振り返る。 本予告完成後、ブレイクは同楽曲を本編にも使用したいと思ったようで、「この映画は美しいラブストーリーでありながら、同時に痛みを伴うとても繊細で深い物語です。映画の大枠が出来上がった時点で、どうしても感情的な重みが足りないと感じるシーンがあったのですが、この曲をそのシーンに乗せてみると、それまで何か足りないと思っていたものが全て満たされて、『これこそが求めていたものだ!』と心が震えました」と明かした。 「マイ・ティアーズ・リコシェ」は、テイラー・スウィフトの8枚目のスタジオアルバム『フォークロア』の収録曲。過去に収録した数々のヒット曲の権利がテイラーの元所属レコード・レーベルによって同意なしに売却された騒動で「世界で最も信じていた人間が突然、最も自分を傷つける人間になる」という経験をしたテイラーが、“裏切りによる長年の関係性の終わり”を夫婦関係の終わりに例えて歌った楽曲であることが本人によって明らかにされている。愛する人との関係の終わりに伴う痛みや、幸せだった日々が不幸な思い出に上書きされてしまう悲しみを歌った歌詞とエモーショナルな音楽は、まさにブレイクが求めていた“感情的な重み”を映画に与えたのだ。 ブレイクは「本編でこの楽曲が流れるシーンでは、リリーが人生において最も大きな分かれ道に立っています。どの選択をしても彼女の人生に大きな変化が訪れる。そんなシーンにとってこの曲以上にピッタリな曲はこの世に存在しないと思います」と、本楽曲への熱い思いも語っている。 ブレイクが演じたのは、理想のフラワーショップを開くという夢を実現するためにボストンにやってきた女性リリー。夢の実現に全力を注ぐリリーは、ある日クールでセクシーな脳神経外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)と出会い、情熱的な恋に落ちるのだが、ふたりの穏やかな日々はライルからの暴力によって壊れてしまう。自分の信じる未来を手にするため、リリーは過去の自分自身と向き合い、ある決意を胸にする。テイラーの楽曲とともに、リリーの葛藤や苦悩、そして再生が描かれる切なくも力強い物語『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』は、2024年11月22日より全国公開スタート。 ◎公開情報 『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』 2024年11月22日(金)より、全国公開 監督:ジャスティン・バルドーニ キャスト:ブレイク・ライブリー、ジャスティン・バルドーニ、ジェニー・スレイト、ブランドン・スクレナー 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント