何が“ウルトラ”なの!? JRAアニバーサリー当日に「JRAウルトラプレミアム」が実施
今週末は、JRAからの感謝を伝える日として「JRAアニバーサリー」が実施される。この時期に毎年実施されているが、今年はJRA70周年ということで様々な特別企画が実施。3日間開催で行われる中山・中京の両競馬場ではフリーパスの日として入場料が無料になるほか、9月16日(祝・月)は指定席も全席種で70%OFFとなる。 【写真】波乱を演出したタイムトゥヘヴンのこれまで そんな中、馬券ファン必見のイベント「JRAウルトラプレミアム」が最終日に実施。これはすべての投票法の払戻率を80%に設定する「JRAスーパープレミアム」と、全ての投票法の払戻金に売上げの5%相当額を上乗する「JRAプレミアム」を同時に適用するというもの。すなわち払戻率が85%に跳ね上がるのだ。これが当日行われる全レースに適用され、さらにはWIN5にまで適用されるというビッグイベントだ。では、ウルトラプレミアムだとどれくらいお得なのかを深堀りしていこう。 まずは通常のJRAの払戻率をおさらいしたい。 単勝、複勝:80% 枠連、馬連、ワイド:77.5% 馬単、3連複:75% 3連単:72.5% (WIN5:70%) このように比較的的中確率が高い券種ほど払戻率が高く設定されている。ここだけをみれば、単勝や複勝が“おトクな馬券”と言えるだろう。一方で、当たりにくい上に払戻率が低く“おトクとは言いづらい馬券”である3連単だが、通常時よりも12.5ポイントも高いことがわかる。ではこの“12.5ポイントUP”がどれほどの差を生むのか。先週のレースを参考に比較をしてみよう。 昨年の2歳女王アスコリピチェーノが圧巻の走りを披露し、2着に16番人気タイムトゥヘヴンが入った京成杯AH。通常通り3連単の控除率72.5%で行われたこのレースは単勝1番人気、16番人気、3番人気での決着となり、3連単の配当は16万680円(350番人気)となった。もしもこのレースがウルトラプレミアムで開催されていたらいくらだったのか? 独自で算出してみると払戻額は18万8300円となり通常時よりも約2万7000円多い。 普段、払戻率の高い単勝や複勝で“ヒット馬券”を狙う人も、3連単などの“ホームラン馬券”を狙うには絶好のチャンス。連日スポーツニュースの話題となっている大谷翔平選手にもあやかって、"一発"狙ってみてはいかがだろうか。