伝えたい思い「はがき歌」に 松山で全国コンテスト表彰式(愛媛)
第29回「はがき歌」全国コンテストの表彰式が20日、愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館であった。最高賞の松山市長賞に、大阪市の自営業仁喜和彦さん(66)が詠んだ「戦争を語らずにいた父の背の火傷に似てる8月の雲」が輝いた。 はがき歌は、正岡子規が日常の用件を短歌形式ではがきに書き友人に送ったのが始まりで、市は毎年、全国から作品を募っている。 今回は、一般部門で「『誰か』、『何か』に想いを伝えるもの」、特別部門で「道後温泉」をテーマに実施。国内外から計9775首の応募があり、俳人の坪内稔典さん(伊方町出身)や酒場詩人の吉田類さんらが審査した。
愛媛新聞社