億万長者イーロン・マスク氏がリヴァプール買収に関心?ただしオーナーFGSへの接触なく、クラブは現時点で“非売品”
億万長者のイーロン・マスク氏がリヴァプール買収に興味を持っているようだ。 『TESLA』や『X』などを所有する世界有数の億万長者であるマスク氏。その父であるエロール・マスク氏は『Times Radio』で息子がリヴァプール買収に興味を持っているかについて問われ「この件に関してコメントできない。彼らは金額を吊り上げるだろうからね。もちろん、興味を持っているが、彼が買収することを意味しているわけではない。彼はもちろんイエスと言うだろう。誰だってそうしたいだろうし、私だってそうだ」とコメント。 ただし、イギリス『ザ・タイムズ』によると、現時点でマスク氏はリヴァプールのオーナー『Fenway Sports Group(FSG)』に対して接触していない模様。さらに、『スカイスポーツ』のチーフリポーターであるカヴェ・ソルヘコル氏によると、マスク氏が買収に動けば、プレミアリーグからの承認も得られる可能性が高いが、クラブは現時点で“非売品”であり、オーナーに売却の意志はないようだ。 なお、米ビジネス誌『フォーブス』によると、リヴァプールは世界4番目に価値のあるクラブで、その価値は43億ポンド(約8480億円)程度に上る。ただし、億万長者マスク氏の総資産は3400億ポンド(約67兆円)であり、クラブの価値は同氏の総資産の1%を超えるに過ぎないと伝えられている。 イングランドの名門であるリヴァプールは、2010年からアメリカの『FSG』がオーナーを務めている。以降、2019年のチャンピオンズリーグ制覇や翌年のプレミアリーグ初優勝とクラブワールドカップ初制覇など、数々のトロフィーを獲得して、同オーナーシップの下で復権を果たした。2020年から2022年まで南野拓実が在籍し、昨シーズンからは遠藤航もプレーしている。