森麻季アナ(43)夫婦ともに40代で“アクティブ派”に変わったきっかけとは|STORY
北海道から沖縄まで、親の私たちもすっかりアウトドア派に
子どもたちが何かを覚える際には、本を読むだけではなく自分自身で体験してほしいという気持ちがありますし、私たち夫婦もその体験を一緒に大切にしたいと思っています。これまで主人はあまりアウトドアな生活を送ってこなかったのですが、長男が魚に興味を持ったことをきっかけに「今度は沖縄に行って釣りをしてみようか」なんて話が出るようになりました。子どもたちと同じく、親の私たちも全くの初心者なので、まずは釣竿をどれにするか一緒に調べるところからスタート。どの行き先が良いかを調べたり、先輩ママたちからアドバイスをもらいながらプランを考えました。これまで知らなかった分野の情報を集めることが、今までの生活にはなかった新たな楽しみにもなっているんです。 今では、北は北海道から南は沖縄まで、家族で山に登ったりキャンプをしたりする機会も格段に増えました。私も主人もテントを張った経験はなかったですし、火起こしはテレビで見たくらい。釣りに行けば餌をつけるのも大変で、「こんなに難しいんだ」と感じます。詳しくなかったアウトドアブランドの洋服や靴は、いつの間にか増えました。子どものために…と思っていた体験は、親にとっても新鮮で刺激的で、想像以上の感動や苦労を味わえていることに喜びを感じています。
子どもたちは男の子だからなのか、怖がりながらもちょっとした冒険が好きなようです。今年の夏には、夕方の薄暗い中で懐中電灯を持ってカブトムシなどの虫を探しに行きました。虫に刺されないよう長袖を着て、帽子をかぶってと完全防備だった分、暑い中での行動は大変でしたが、最後にはたくさんの虫の巣を見つけて楽しんでいました。 近所の公園でのこんな小さな体験でも、終わった後には「次はこれをやりたい!」と次々と新しい興味を見つけて、私たちに教えてくれます。そんな子どもたちの好奇心を尊重し、どんどん挑戦させてあげたいんです。無理に続けさせることはせず、彼らが楽しんでいる間は全力でサポートし、もし興味が薄れたらやめてもいいよ、というスタンスで見守っています。今のところ彼らの興味はどんどん広がっているので、そのプロセスを全員で楽しみながら、家族の絆を深めていけることが今の楽しみです。
衣装協力:スカート¥16,940、ニット¥17,380、スカーフ¥4,290(全てMARIED’OR) お問合せ先:株式会社マリードール 撮影/加治屋 圭斗 ヘア・メーク/陶山 恵実 スタイリスト/水口 久美子 取材・文/日野 珠希