19歳の史上最年少戴冠ならず!軽量級王座の次期挑戦者はデビュー戦の新人に!
試合は序盤から弓月が宣言していた通り目まぐるしいハイスピードな展開となり、スワンダイブ式トルニージョといった新技も解禁して一気に攻める。 翔月もコーナーから場外へ飛び込むダイビング・ダブルニーアタックと大技を見せて得意の膝蹴り連打で畳み掛けていくが、弓月も強烈な払い腰や胴絞めスリーパーホールドといった柔道殺法で対抗。 最終盤には異様な勝率を誇る翔月の怒涛の丸め込み技連発が繰り出される。無尽蔵のスタミナを持つ弓月がすべて返してランニング・エルボーを叩き込む意地を見せるが、翔月がハイキックで側頭部を撃ち抜いて髪を掴みながらの強引な丸め込みへ。カウントが叩かれる中で15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴り、2人の闘いはまたも決着が付かなかった。 王座規定により初防衛が決まるも、翔月は浮かない顔。キャリア11ヶ月でここまで戦える弓月のポテンシャルを称えつつ、王座をかけての再戦を誓った。
そこへ、謎のマスクウーマンが突然登場。華麗な回転リングインから猫のような身軽さでコーナーに飛び乗り、自らをHUMMING BIRD(ハミングバード)と名乗ってスーパーフライ級王座へ挑戦を表明。10月24日の後楽園ホール大会にて両者の王座戦が決定した。 大会後に風香APがSNS上で「デビュー戦でタイトルマッチ」と発言していることから、HUMMING BIRDは既存の選手が姿を変えて現れたのではなく新人であることが示唆されている。新勢力も加わったスーパーフライ級王座戦線はさらに過熱していく。