「ただただ韓国に帰りたかった」プレミアで爆発中の元ザルツブルクFWが苦悩を回想「文化も言葉も全く違う。毎日泣いていた」
「プレミアリーガーになるのが僕の夢だった」
ウォルバーハンプトンでゴールを量産中のファン・ヒチャンが、若き日の苦悩を振り返った。英メディア『BirminghamLive』が11月28日付けで伝えている。 【動画】ファン・ヒチャン!南野!ハーランド!世界中に衝撃を与えた伝説のリバプール戦 27歳の韓国代表FWは、オーストリアの名門ザルツブルクでプロ生活をスタート。同クラブでアーリング・ハーランド(現マンチェスター・シティ)や南野拓実(現モナコ)と共に印象的な活躍を見せると、ライプツィヒを経て、2021年夏からウルブスの一員として戦っている。 加入3年目の今シーズンは、開幕5試合で3発を叩き込むなど出だしから絶好調で、現在プレミアリーグ5位タイの7ゴールをマーク。今やエース格となったなか、ファン・ヒチャンは、充実の日々をこう語る。 「プレミアリーガーになるのが僕の夢だった。プレミアリーグには優れた韓国人選手がたくさんいたからね。いまだにここでプレーしていることが信じられないし、責任もあるので、毎日ベストを尽くしているよ。すべてのゴールはチームワークから生まれる。僕らはハードワークし、懸命にトレーニングする」 ただ、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。キャリア初期のオーストリア時代は特に、困難の連続だったようだ。 「若い頃にゴールデンブーツやマン・オブ・ザ・マッチなど、たくさんの賞を受賞したけど、ザルツブルグに来た時は良い選手、良いタレントがたくさんいて、文化も言葉も全く違って、毎日泣いていたよ。ただただ韓国に帰りたかった。ドイツ語を始めたけど、とにかく難しかった。英語よりもハードだったけど、色々なことが改善されて、半年後にはたくさん得点できるようになったんだ」 韓国の俊英は、2016-17シーズンにオーストリアリーグで12ゴールを挙げ、一躍ブレイク。そこから少し回り道はするものの、自身の夢であるプレミアリーグへの道を切り開いた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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