太鼓の演奏中に倒れたメンバーに心臓マッサージ、一命取り留める…和太鼓団体に感謝状
和太鼓の活動中に倒れた男性の人命救助に協力したとして、石川県の白山野々市広域消防本部は12日、白山市の和太鼓団体「和太鼓美由紀座」を表彰し、同団体の池田美由紀代表(60)に感謝状を贈った。 【写真】24時間営業の店舗に設置されるケースが増えたAED
同本部によると3月31日午前10時30分頃、白山市乾町の練習場で同団体メンバーの86歳男性が太鼓の演奏中に倒れた。救急車が到着するまで池田さんが中心となり、当時一緒に練習していたメンバー15人ほどが協力し、心臓マッサージなどを行った。男性は一時、心肺停止になったが、一命を取り留めた。
池田さんは「普段からかかりつけの病院や家庭の状況など仲間の情報を知っていたため、冷静に行動できた」と話した。
同本部の霜山正樹消防長(59)は「素早い手当てで消防に引き継いでくれた。勇気ある行動だった」とたたえた。