「渇愛の果て、」主人公支える家族・友人を収めた予告編と場面写真解禁
有田あんが監督・脚本・主演・プロデュースを担う映画「渇愛の果て、」の予告編と新場面写真が解禁された。 【動画】「渇愛の果て、」予告編はこちら 本作の物語は、“普通の幸せ”を夢見て妊婦生活を送っていた山元眞希が出生前診断を受けることから展開。結果は陰性だったものの、出産を迎えると赤ちゃんが難病を患っていることが明らかになる。有田は友人が出生前診断を経験したことをきっかけに助産師や産婦人科医、出生前診断を受けた人・受けなかった人、障害児を持つ家族に取材し本作を制作した。 予告編には家族・友人の支えにより少しずつ我が子と向き合っていく眞希の姿が映し出され、その様子は場面写真にも切り取られている。本作のキャストには有田のほかに山岡竜弘、輝有子、小原徳子、瑞生桜子、小林春世、大山大、伊藤亜美瑠、二條正士、辻凪子、大木亜希子、松本亮、関幸治、みょんふぁ、オクイシュージらが名を連ねた。 あわせて出演者8名からコメントが到着。伊藤は「皆生活環境に差はありながらも支え合いながら、一歩ずつ前進していく様を垣間見られる群像に注目していただけたらと思います。そして『命』への賛美を、是非劇場で体感していただきたいです」とコメント。二條は「テーマの一つに妊娠、出産がありますが、何より人と人とがどう向き合い、どう支え合っていけるのか。遠い距離感の話ではなく、彼らを通して、人と人とのつながりを感じていただけますと幸いです」とつづっている。 「渇愛の果て、」は5月18日より東京・K's cinemaほか全国で順次ロードショー。公開初週にはキャストが登壇するトークイベントの実施も決定している。 ■ 「渇愛の果て、」舞台挨拶 東京都 K's cinema 12:15回上映後 <登壇者> 2024年5月18日(土)有田あん、小原徳子、瑞生桜子、二條正士 2024年5月19日(日)有田あん、藤原咲恵 2024年5月20日(月)有田あん、輝有子、小林春世、関幸治、内田健介、洞下由記(監修医) 2024年5月21日(火)有田あん、野本梢(映画監督) 2024年5月22日(水)有田あん、大塚菜々穂、工藤成珠 2024年5月23日(木)有田あん、伊島青、廣川千紘、高杉絵理(取材協力 / 助産師) 2024年5月24日(金)有田あん、輝有子、小原徳子、瑞生桜子 ■ 大山大 コメント 私の知人に身体障がい者の子供を持つ親御さんがいるので、実際のシーンとしてはありませんが、役作りの一環で、協力してもらい、色々とヒアリングをしました。 そのご両親はとても前向きで、慰められる方が辛いと仰ってました。 主人公の出産祝いのパーティーのシーンでは、自分はどのような役割を担っているか、どうその場にいるべきかというのを非常に考えました。 熱意あるスタッフキャストで制作された「渇愛の果て、」、是非、劇場でご覧ください。 ■ 伊藤亜美瑠 コメント 自身の生活スタイルやパートナーとの明るい未来に希望を見出そうと葛藤しながら、良樹に寄り添う友人のミッケルを演じさせていただきました。ベクトルは違えど、人々には苦悩があるからこそ出来る他人への共感があるものだと役を通して感じました。だからこそ山岡さんが演じる良樹含む身内の前では、応援団員の様な明るい存在でいようという気持ちになりました。凄く良い気に包まれた現場で、楽しく演じさせていただきました。 皆生活環境に差はありながらも支え合いながら、一歩ずつ前進していく様を垣間見られる群像に注目していただけたらと思います。そして「命」への賛美を、是非劇場で体感していただきたいです。 ■ 二條正士 コメント この映画にはさまざまな夫婦や恋人たちが出てきます。 テーマの一つに妊娠、出産がありますが、何より人と人とがどう向き合い、どう支え合っていけるのか。遠い距離感の話ではなく、彼らを通して、人と人とのつながりを感じていただけますと幸いです。 ■ 大木亜希子 コメント 私が演じたのは、難病を抱えた子供を持つ「りか」という女性です。 初めて台本を読んだ時、彼女の底抜けの明るさと前向きさ、困難があっても突き進んでいく真っ直ぐなところに強く心を動かされました。 撮影時は役の背景に思いを馳せながらも、現場の雰囲気を大切にしながら心を込めて演じ させて頂きました。 りかの姿をご覧になった皆さまに少しでも何かを感じていただけたら、こんなにも嬉しいことはございません。ぜひ劇場でご覧下さい。 そして有田監督が作品に懸ける思いを、一人でも多くの方に知って頂けたら幸いです。 ■ 松本亮 コメント この映画の題材に対する思いを監督から事前に聞いていたので、演じる際は当事者ではない第三者としての役割としてどういう風に接するか、やりとりをするかを常に自分でも考えながら監督と話し合いながら作っていったことを覚えています。 とにかく情熱的で人一倍想いが強い監督、その想いが詰まった作品になっています。是非、色んな想いがちりばめられた所がある初期衝動の作品、是非劇場でご覧くださいませ。 ■ 関幸治 コメント 佐藤という医師を演じました。 今まで何度か医師役をやらせて頂きましたが、今回の役はすごく繊細に作り上げました。 この映画の多面的な視点を描く大事な役だと認識し、監督と話し合いを重ね、相方の輝さんと何度もリハーサルをし、役への理解や病院側の空気作りに注力しました。 実際に妊活や高齢出産を経験しているので身近な題材ではありましたが、映画として描くことで色々な方が今の自分の場所から作品を通して多様性を考え、その時感じたどんな思いでも言葉にしてもらえたらいいなと思います。 ぜひ劇場で聞かせて下さい。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ■ みょんふぁ コメント 自分だったらどうするだろう...。台本を読んだ時、撮影中、映画が完成した今も、この言葉が頭をぐるぐるしています。私が演じた眞希の母親も、状況を受け止める強さを持ちながらも眞希と同じように葛藤し続けていたと思います。そんな弱さや心のグラグラが明るさや強さとなって、成長していくのではないだろうか。自分に嘘をつかず、無理をせず、少しずつ受け入れて前へ進む眞希の姿こそ人間の本質ではないかと思います。ぜひ劇場で見て生きるパワーをもらって欲しいです! ■ オクイシュージ コメント 「普通」とはなんだろう。 自分が思う「普通」が、他者にとっても「普通」なのだろうか。 誰がどのような世界でどのように生きていようとも、その人にとっての「普通」が存在するはずであり。それをどう受け止め、その「普通」の多様性を受け入れていくのか。 それを世の親の皆さんと共有出来るものにしなくてはいけないと考えながら演じました。 家族とは、親と子の繋がりとはなんだろう。 無償の愛とはなんだろう。 生きるとはなんだろう。 当たり前と思いがちな日々は、実は当たり前ではなく、奇跡的なことなのだということを改めて強く思い知らせてくれる作品です。 家族や友人との何気ない日常のシーンにこそ、今作の想いが詰まっているのではないかと思います。 是非劇場で、皆さんとその想いを共有出来れば幸いです。 (c)野生児童