ベッツ（下）の捕球時に妨害するヤンキースファン（中央）。(C)Getty Images

　MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月29日、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第４戦に4-11で敗北した。試合序盤にはムーキー・ベッツがファウルゾーンへの打球をフェンス際でナイスキャッチしたものの、ヤンキースファン２人がグラブやもう一方の手を掴むなどして妨害。当該ファンが退場処分となる騒ぎがあった。 【動画】ベッツを妨害したファンの“蛮行” 　米大手スポーツメディア『ESPN』によると、当該ファンはシーズンチケット保有者であり、「自分が間違っている時は分かっているし、それをやったとたんに『みんな、俺はここから出る』と思った」と当時を振り返りつつも「誰かが守備をする時に誰かがボールを叩く。僕たちはこれを喜んでやるつもりだ」と反省の色が見えなかったという。 　また、そのファンは球団から「第５戦の観戦を認めると言われた」と主張していると同メディアは報じていたが、翌日には球団から「ヤンキースとメジャーリーグは昨夜のような行為を断じて容認しない方針を貫く。これらのファンはいかなる立場であっても、今夜の試合に参加することは許されない」と当該ファンの第５戦の観戦を認めない旨の正式発表があった。 　この決定を受けてSNS上ではファン２人への批判の声が再燃。 「狂ってるのか？としか思えないよ」 「第５戦どころか永久追放しても良い」 「本当に選手がケガするよ」 「もはや野球ファンでも何でもない」 　第５戦は現地10月30日、同じくヤンキー・スタジアムで行なわれる。３勝１敗と世界一に王手をかけたドジャースが栄冠に輝くかヤンキースがホームを守るか注目だ。 構成●THE DIGEST編集部