小学2年生のバリスタが語るコーヒーの奥深さとは?「コーヒーは自由」「パナマ産の“ゲイシャ”はおいしい」8歳の誕生日にはカフェの1日店長にも挑戦
豆の焙煎にも挑戦
俊介くんは今年3月に中楯さんがカフェをしている「リトルトーキョー」の3階で1日店長としてコーヒーを提供することに。 悔しい経験を糧に今まで以上にコーヒーに熱中するようになっていった。中楯さんから課題をもらいながらオペレーションを効率化したり、お湯を入れる量を調整できるように特訓したり。豆の焙煎も自分で挑戦した。 「コーヒーの味を日本の色の名前で表現してみようと思って。2回焙煎をして、それぞれ『紅』と『勿忘草(ワスレナグサ)』って名付けました」(俊介くん) 特訓の甲斐あってイベントは大成功。好評のため2回目のイベントを7月30日に開催する予定だそう。 今は、次のイベントで出すコーヒーのレベルを上げるために訓練の日々なのだそうだ。 「今度はインドネシア産の豆を自分でブレンドしてみたい。DEEP27っていうドリッパーを使いたくて。角度が27度で垂直に近いから、お湯が落ちるのが早い。そうすると、スッキリメーターで言うとスッキリ度合いが高くなりすぎちゃうから、浸漬の時間を長くするように入れ方を工夫しなきゃ」(俊介くん) そんな俊介くんにコーヒーを淹れる理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。 「自由だから。何十秒おきにお湯を注いでもいいし、何をやってもいい。やり方で味が変わるのも楽しい」 俊介くんが淹れるこだわりのコーヒーは、7月30日に清澄白河のリトルトーキョー3階で飲むことができる。気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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