「陸軍板橋火薬製造所跡」特別公開 近代化遺産全国一斉公開事業の一環で
板橋区教育委員会は10月20日、「近代化遺産全国一斉公開」事業の一環で国史跡「陸軍板橋火薬製造所跡」を特別公開する。(板橋経済新聞) 【写真】旧理化学研究所内に現存する宇宙線観測のために設置された「宇宙観測ボックス」の外構 近代化遺産全国一斉公開は、近代化遺産を有する地方公共団体などで構成する「全国近代化遺産活用連絡協議会」が文化庁と取り組む全国事業。2005(平成17)年、明治政府下で1870(明治3)年に旧工部省が設立された10月20日を「近代化遺産の日」と定めて初開催して以来、毎年10月1日~11月30日ごろに全国各地で重要文化財や登録有形文化財を含む近代化遺産に関するシンポジウムや企画展などを一斉に行い、今年で20回目を迎える。 板橋区では今回、2017(平成29)年に国史跡に指定された「陸軍板橋火薬製造所跡」内の2つのエリアを、午前と午後に分けて一般公開。午前の部では旧野口研究所、午後の部では旧理化学研究所板橋分所を見学することができ、それぞれ2回ずつ学芸員がガイドする解説ツアーを行う。 公開時間は10時~16時(最終入場は15時30分)。午前の部・旧野口研究所=10時公開で解説ツアーは10時30分~と11時30分~、午後の部・旧理化学研究所=13時30分公開で解説ツアーは14時~と15時~、旧野口研究所=13時30分~16時に自由見学できる。事前予約不要。参加無料。雨天中止。
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