参議院選の投票方法と選挙の流れ
実際に参議院選の投票所に行ったら、どういう手順で投票したらいいのでしょうか? 受付で入場券を出すと、選挙人名簿に載っている本人かの確認を受けます。確認が終わると、2枚の投票用紙を手渡されます。参議院選挙には「選挙区」と「比例代表」の2つがあるので、その両方に投票します。入場券を万が一忘れた場合でも、本人確認の上で投票することは可能なので、あきらめずに係の人に申し出ましょう。 「選挙区」では、当選させたい「候補者の名前」を書きます。「比例代表」では、当選させたい「候補者の名前」か「政党の名前」を書きます。無効票にならないように余分なことは書かずしっかり記入しましょう。なお候補者の名前は、投票所の投票記載所でも確認することができます。 ちなみに参議院選の「比例代表」は、ドント式による「非拘束名簿式」で当選者を決定します。簡単に言うと、政党ごとの得票率に応じて議席が配分され、その中から個人名での投票数の多い順に当選者が決まっていくシステムです。あらかじめ政党によって名簿順位が決められている衆議院選の「拘束名簿式」とは、有権者が名簿順位を決めるという意味で異なります 参議院選では総定数の242人全員を選ぶのではなく、半数の121人を選ぶことになります。参院議員の任期は6年ですが、改選は3年ごとだからです。こうして改選時期をずらしているのは、議院の継続性維持と国会機能の空白化防止が理由といわれています。