「神戸北野ホテル」新展開のレストランが神戸・諏訪山公園内にオープン! 絶景とともに世界一の朝食を楽しんで
笹岡さん「神戸北野ホテルの「世界一の朝食」を、とびっきりの景色と共に堪能。朝の清々しい空気とともに。レストランから眺める神戸の街が売りですが、エントランスから望む山の景色も美しい。飲むサラダやコンフィチュールは目でも楽しめます。」
ランチは、前菜、パスタ、ワゴンデザートのテラスランチ(4,800円)がおすすめ。神戸北野ホテル「アッシュ」で作ったフランス菓子を、食べたいだけ選べるとあって、女性からも好評とのこと。
ディナーは8,000円から。未利用魚を楽しめるコースや、ヴィーガンコース(ランチも可能:2024年4月1日より提供を開始)もある。
まずは、ヴィーガンコースから、三宝柑を使った、春らしい前菜。三宝柑とは和歌山生まれの柑橘で、徳川の殿様に献上されたほど、上品で甘みが強いそう。「さらっといただける、ヴィーガンコースの最初のひと皿です。日本料理の柚子豆腐をイメージして作りました」と優貴シェフ。乾燥きのこと野菜のジュに、長芋のピュレ、豆乳を合わせ、カットしたスナップエンドウと長芋を入れて満足感を高めた。パウダーは三宝柑の果肉や果汁を凝縮したもの。
ヴィーガンコースのメイン。椎茸にすりおろしたレンコンを詰めて蒸し、シャンピニオンデュクセル、レンコンチップ、ごぼうを添えた。ソースはキノコ。肉厚な椎茸を頬張れば、驚くほどジューシーで、レンコンチップやごぼうの食感も楽しい。満足度の高いひと品だ。「ヴィーガンといえども、素材をいくつも重ねたら誰でもおいしくできるので、素材を可能な限り減らし、それらの良さをどう引き出すかを考えています」と優貴シェフ。
未利用魚、クロダイのポワレ。自家製の辛くない七味、セミドライトマト、マイクロサラダで華やかに。ソースは菜の花のピュレと魚のジュ。「料理人の多くはマダイを好みますが、クロダイは独特の脂のうまみがありますよ」と優貴シェフ。さらに、山口総料理長は、「未利用魚は規格外などが原因で、おいしくても知られていない魚もあります。多種多様の魚種がいるのは日本ならではなので、料理人にとっては、知らない魚を知る良い機会かもしれません。漁師が獲ってきた魚にきちんと価値をつけることは、小さい運動かもしれませんが、資源保持につながる側面もありますよね」と付け加える。