静岡県と35市町運営「しずおかマリッジ」 サービス開始から丸2年 伸び順調 成婚45件
静岡県はこのほど、県と35市町が運営する結婚支援拠点「ふじのくに出会いサポートセンター」(通称・しずおかマリッジ)の成婚数がサービス開始から丸2年で45件になったと発表した。1年目は15件、2年目は30件と順調に伸び、担当者は「引き続き公的な結婚支援拠点として『安心な出会い』を提供し、結婚を希望する人たちをサポートしていく」と話す。 直近1年間の成婚者を年齢別にみると、男性は30代19人、40代8人、20代3人、女性は30代18人、20代7人、40代5人で、男女ともに30代が最も多かった。平均交際期間は347日。最短は85日、最長は549日だった。 成婚者からは「勇気を出して登録して良かった」「お見合いの場所を女性側が決めたり、個人情報の保護がされていたりと、安心して婚活することができた」などの声が上がっているという。 センターは2022年1月に開設され、同4月からサービスを始めた。会員はスマートフォンやパソコンで希望の条件に合う相手を探し、お見合いを申し込む。双方が合意すれば交際へと発展する。県こども未来課によると、今年3月末時点で5130件のお見合いが成立した。交際成立は268件。 登録料は1年間で1万円、2年間の場合は1万6千円。入会条件は県内に在住、通勤する20歳以上の独身者。本県への移住を検討している人も利用できる。
静岡新聞社