“下半身見られた”小学校の健康診断で…男性医師は取材に「間違ったことしていない」 群馬・みなかみ町
学校医として20年以上、学校健診を行っている医師に話を聞くと… 柴田小児科・柴田雄介院長 「昔は(服を)胸まで上げてもらって診察することが多かったけど、10数年以上前からは(服を上げるのは)女子はない。特に高学年に関しては配慮を10年以上前からしている」 文部科学省も今年1月、健診時には子どもたちのプライバシーや心情に配慮するよう全国の教育委員会に通知しています。(※体操服やタオルなどで体を覆って診察するなど) 今回の医師が行ったという下半身の診察については… 柴田小児科・柴田雄介院長 「実際に下腹部を診察するようなことはほとんどないと思う。一般の健診では行いませんね」 保護者などから相談がない限りは、下半身を目視で確認したり、触診したりすることはないといいます。 ◇ 今回、問題となっているのは70代の医師。私たちの取材に対し、下着の中を見たことは認めた一方、「触ってはいない」と主張。その上で… 健診の担当医師(70代) 「僕は間違ったことをしたと思っていない」 下半身の診察は、子どもの成長スピードや成熟のバランスを見るためで、この時期の診断で一番大事な診察だと主張。 健診の担当医師(70代) 「いい加減に見て、あとで文句を言われても困る。来年も同じことをやります。やめてもいいけど、それは子どものためになるのか」 教育委員会などは保護者説明会を行う予定で、医師も出席するということです。