「進化したPSYCHIC FEVERを、世界に」アジアから北米に飛び立つPSYCHIC FEVERが目指す景色
家族の前で、いつもはしないミスを……?
WEESA 僕も廉くんと同じで、バンコク公演かな。ファイナルだったし、2025年の北米ツアーを発表させてもらったこともあって、集大成のように感じてます。タイに限らずたくさんの国の方が来てくださって、景色も綺麗だったし。またバンコクでライブしたいです。 ーーバンコク公演も含め、アジアツアーを通じてより「自分のここが磨かれたな!」と思う瞬間はありましたか? WEESA 海外公演では、マイクの音が出なくなるとか、機材トラブルが結構多いんです。そんななかでも、例えばマイクなしでできるパフォーマンスをしたり、代わりに何ができるか? を即興で考えながらやる力がついたかな、と思います。そういうトラブルがあるからこそ次のライブに生かせるし、お客さんのために、危機感も忘れずにいたいと思えるようになりました。 剣 さっきJIMMYが地元の名古屋公演について話してましたけど、僕も地元である大阪公演が印象に残ってます。滅多にライブを観に来ない、僕の家族が来てくれたんですよ! 母親はたまに来てくれるんですけど、父親も来てくれたのが本当にレアで。なんというか、早めに正月が来たような感覚で、気合いが入りすぎて。いつもはしないミスをしちゃいましたね。 椋雅 え、そうだったんだ! 剣 普段は絶対にしないであろうミスね! 気づかれてはいなかったと思うんだけど。 廉 確かに家族が観に来てたら、緊張しちゃうな。 剣 これだけ近くで家族に観てもらうのが初めてだったから、より緊張しちゃって。でも、自分の頑張ってる姿を家族に応援してもらえるのは、幸せなことですよね。それを実感したライブでもありました。終わったあとに「カッコよかったよ!」って声をかけてもらえて、それでまた「頑張ろう!」って火がついて。 でも僕のお兄ちゃんは、ずっと僕じゃなくて、ゲストに来てくれていたJP THE WAVYさんのことを「良かった!」って連呼してましたけどね。 志 お兄ちゃ~ん! 剣 あと今回のアジアツアーでは、EXPGのダンススクールの子たちも、ステージでパフォーマンスしてくれたんですよ。僕たちも先輩のステージで経験を積んできたので、後輩たちの姿を見て、夢が広がっていくというか、受け継がれていくのを感じました。僕たちも熱が入りましたし、よりパフォーマンスを洗練させていかないと! と気合いを入れるきっかけにもなりましたね。 椋雅 僕は、このアジアツアー自体に本当にお客さんが集まってくれるのか、すごく不安だったんです。海外でやるからこそ、セットリストはもちろん、パフォーマンスの細部まで調整して……。新鮮さや学びの多いツアーだったな、と感じてます。 いざツアーが始まってみたら、タイの方はもちろん、ほかの国の方々もたくさん来てくださって。最初の公演からすごく良いスタートダッシュを切れましたし、あらためて僕らの自信に繋がった、2年間頑張ってきてよかったと心から思うツアーでした。 ーー日本国内はもちろん、海外のファンもどんどん増え続けていますよね。 椋雅 ありがたいです。僕らのライブでは最後にファンミーティングをやっていて、ライブに来てくださった方とコミュニケーションがとれるんですけど、挨拶にいろいろなパターンがあるんです。タイの方でも、日本語で「ありがとう」って言ってくださったり。わざわざ各地から来てくれているんだと思うと、やりがいを感じます。