【解説】寒暖差「春バテ」に注意 気温差7℃以上で… “朝バナナ”で自律神経が整う?
このような春バテの症状は、気温差が7℃以上ある時は特に注意が必要です。次のチェックリストで、4つ以上当てはまる項目があると、春バテの可能性があるということです。 「春バテ」チェックリスト(久手堅院長による) ●暑さも寒さも苦手 ●ずっと冷暖房が効いているなど温度が一定の環境にいる時間が長い ●季節の変わり目に体調崩す ●寒い場所→暖かい場所 顔がほてりやすい ●代謝が悪くむくみやすい ●手足など冷たく感じる ●湯船で体の芯から温まるまで時間かかる ●寝つきや寝起きが悪い ●パソコンやスマートフォンの使用時間が1日平均3時間以上 ●肩こり・首こりがある
■「春バテ」対策 朝食に“バナナ×ヨーグルト”が最強?
春バテを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。 久手堅院長によると、例えばお風呂にゆっくりつかるのが効果的だということです。目安としては、38℃から40℃のお湯に10~15分程度つかると良いそうです。以下の効果があるということです ●体に蓄積された老廃物や疲労物質を取り除く ●血液やリンパの流れを改善 ●筋肉や関節をリラックス 久手堅院長によると、少し温度を高めにしたシャワーを長めに浴びたり、首と肩にカイロを貼るなどして温めるだけでも大きな効果があるということです。ただ、なるべく湯船につかり、入浴して疲れをとると、質の良い睡眠につながるといいます。 また、春バテ対策のパワーフードがあります。
朝食にバナナを食べることで、自律神経を整えられるということです。バナナは、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」を合成するのに必要な栄養素がすべて含まれている優秀な食材です。そして、ヨーグルトと合わせて食べると腸内環境も整えることができ、最強の組み合わせとなるそうです。 また、自律神経の乱れを防ぐために、ウオーキングなど軽い運動でさらさらとした汗をかくようにするのが良いといいます。朝に“ちょっとだるいな…”と思ったら、逆に階段をのぼったり、一駅分歩いたりして、体を動かすと良いそうです。 ◇ 寒暖差の激しい春を乗り切る対策を紹介しましたが、この後は徐々に暑い初夏へと季節が移り変わります。その季節の変わり目を上手に乗り越えるためにも、今のうちから春バテ対策で自律神経を整えておくことが大切です。できることから始めていきましょう。 (2023年4月18日午後4時半ごろ放送 news every. 「知りたいッ!」より)