「レッド・ワン」首位デビュー! 「リアル・ペイン 心の旅」が9位にアップ【全米映画ランキング】
11月第3週の北米映画市場は、サンクスギビングデー(11月28日)が近付いているなかでも、あまり大きな盛り上がりを見せませんでした。「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」のドウェイン・ジョンソンとジェイク・カスダン監督が再タッグを組んだアクションアドベンチャーコメディ「レッド・ワン」(アマゾン、MGM)が、首位を獲得しました。 【動画】「レッド・ワン」予告編 クリスマス・イブの前夜、コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロース(J・K・シモンズ)が何者かに誘拐される事件が発生。サンタ護衛隊長のカラム(ジョンソン)は、救出部隊リーダーのゾーイ(ルーシー・リュー)、世界一の追跡者にして賞金稼ぎのジャック(クリス・エバンス)らと手を組み、サンタ救出のために世界中を飛び回ります。週末3日間で、興収3400万ドルをあげました。 マーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いた人気シリーズ第3弾「ヴェノム ザ・ラストダンス」(ソニー)は、4週目の週末で、2位にダウン。週末3日間で、興収700万ドルを記録。累計興収は、1億2700万ドルを突破し、製作費1億2000万ドルに匹敵する成績となりました。 フィリピン映画「Hello, Love, Again(原題)」(Abramorama)は、8位に初登場。同作は、「Hello, Love, Goodbye」(2019)の続編で、長年離ればなれだった男女が、カナダで再会するさまが描かれます。週末3日間で興収232万ドルをあげ、フィリピン映画として初の北米興収ランキングのトップ10入りを果たしました。 ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務めたロードムービー「リアル・ペイン 心の旅」(サーチライト・ピクチャーズ)は、公開3週目に上映館を拡大し、先週の18位から9位にジャンプアップしました。ユダヤ人のデヴィッド(アイゼンバーグ)と従兄弟のベンジー(キーラン・カルキン)は、亡くなった最愛の祖母の遺言で数年ぶりに再会し、ポーランドのツアー旅行に参加。やがてふたりは、40代を迎えた自身の生きづらさと向き合う力を見出していきます。エマ・ストーンが製作に名を連ね。週末3日間で興収230万ドルを記録しました。