記者会見を行った鈴木千裕

　格闘技イベント「超（スーパー）RIZIN．3」（7月28日、さいたまスーパーアリーナ）の会見が10日に都内で行われ、プロボクシング元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ（45＝フィリピン）と対戦するRIZINフェザー級王者の鈴木千裕（25）が意気込みを語った。 　総合格闘技ルールであるRIZINのベルトとともに、立ち技のKNOCK　OUT―BLACKスーパーライト級王座も保持する〝二刀流王者〟の鈴木は、レジェンドとの大一番が決まり「試合が決まってやることは1つ！　勝たなきゃダメじゃないですか。KNOCKOUTとRIZINを背負っているので。絶対に勝ちます！」と鼻息を荒くした。相手が誰であろうがビビることを知らない若武者は「常に倒すことを考えないといけないんで。今回は12Rではなくて3Rなので1Rから3R、全部1秒たりともなく抜くことなく倒すことに専念しますよ」と断言。「倒すことができるのも挑戦できるのも俺しかいないと思います」と力説した。 　鈴木は4月29日に金原正徳を相手にRIZINのベルトを防衛したばかり。さらに6月23日には「KNOCK　OUT」の東京・国立代々木競技場第二体育館大会で五味隆典とパンチのみの特別ルールで対戦する。それだけに連戦でのダメージを心配する質問が飛んだが「なんでやる前からダメージの話とかするんですか！　なんでやる前から負ける話をするんですか！」と突如ブチギレ。「やる前に負けること考えるバカいるかよ」とばかりに憤慨しマイクを机にたたきつけた。 　闘魂みなぎる鈴木は「歴史を築いてきた選手とできるのは光栄で。人生の大きな挑戦でもありますし、超えなきゃいけない試練でもある。そう思っています」。五味とパッキャオという2大レジェンドとの連戦を乗り越え、さらなる進化を遂げるのか…。