作戦はありません!藤井聡太竜王・名人、師匠へのバッサリ“塩対応”に視聴者大爆笑「ありませんは草」「ノープランw」/将棋・ABEMA地域対抗戦
絶対王者にとっては、作戦が無いことが作戦となる!?日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Bリーグ1回戦・第1試合、中部 対 関西Bが2月3日に放送された。 【映像】もはや恒例!?藤井竜王・名人、師匠への“塩対応” 第2局に出陣した藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)は、師匠でチーム中部監督の杉本昌隆八段(55)に対振り飛車戦への作戦を問われると「(作戦は)立ててはいないんですけど」とバッサリ。師匠にだけ見せる恒例の“塩対応”に、ファンは爆笑の様子だった。 第1局は服部慎一郎六段(24)が任されたものの、チーム関西Bの先鋒・古森悠太五段(28)との対戦に敗れ黒星発進に。杉本監督は「相手チームは勢いに乗っていると思うので、その流れを食い止めてこっちに流れを持ってきてもらいたいなと思います」と、第2局に出陣する藤井竜王・名人へ命運を託した。 振り飛車党の古森五段とあり、「後手番の作戦は?」と質問。藤井竜王・名人は公式戦のすべての対戦が頭にインプットされている様子で「古森さんは最近は三間飛車を一番多く指されているので、次もそれになるかなと思っています」と印象を語った。戦型予想は立てているとあり、杉本監督は「対三間の作戦も立ててあるということで!」と信頼を寄せたが、藤井竜王・名人は「いえ、(作戦は)立ててはいないんですけど(笑)」。師匠や兄弟弟子にだけ見せる恒例の“塩対応”でチームメイトを笑わせていた。 若き絶対王者の泰然自若すぎる様子に、ファンも大爆笑。「立ててないんかーいw」「ありませーん」「ありませんは草」「ノープランw」「対策なしw」と多数のツッコミコメントが殺到。対局は古森五段のペースでの進行となり、藤井竜王・名人はやや苦戦を強いられたものの、粘り強く指し続け勝ちに繋げる圧巻の勝負術を披露しチームに初白星を持ち帰っていた。 その後の対局でも「作戦は特にないので何が良いでしょうか?」とチームメイトに問いかけ、杉本監督は「希望に応えてくれるの?振り飛車は…?」と無茶ぶりをするシーンも。ここでも藤井竜王は「それはないですね」とバッサリとかわす“ソル太”っぷりで仲間から笑いを誘っていた。 ◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。 (ABEMA/将棋チャンネルより)