「木が腐りやすい環境だった」木造立体迷路の事故 消費者安全調査委が報告書
2021年に兵庫県の遊園地で、木造の立体迷路の床が抜け、6人がケガをした事故で消費者安全調査委員会は「木が腐りやすい環境だった」などとする報告書を公表しました。 事故では、遊園地に設置されていた木造の立体迷路で、床板2枚などがおよそ2.4メートル下まで落下し、6人が腰椎圧迫骨折などのケガをしました。 消費者安全調査委が公表した報告書では、事故が起きたのは、雨がかかっても乾きにくい場所で、木材を腐らせる菌が成長しやすい環境であったことなどが原因だった可能性があるとしました。 このほか、梁の状態を目視で点検しにくい組み方であったことなども指摘しました。 消費者安全調査委は、屋外の木造大型遊具の安全を確保するための法令がないなどとして、政府に対し、安全基準の策定や専門家による調査を行うよう求めました。
テレビ朝日報道局