7月の倒産4件 和歌山県内、負債総額2億3200万円
東京商工リサーチ和歌山支店は、7月の県内倒産状況(負債額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は4件で今年に入って最少、負債総額は2億3200万円だった。 【法人新設が過去最多 23年の和歌山県内、コロナ5類移行が刺激の記事はこちら】 倒産件数は昨年7月より3件、前月より10件少なかった。一方、負債総額は大型倒産により昨年7月の約3倍となった。前月と比べれば件数が少なかったことで4分の1にとどまった。同支店は「コロナ禍での過剰債務が重荷となり、資金繰りの限界を迎えるケースに加え、物価高のコストアップによる収益圧迫など事業環境は厳しく、負債金額の大きい倒産が徐々に増加している」としている。 産業別では卸売業が2件、サービス業他と建設業が各1件。原因は全て販売不振で、新型コロナウイルス関連の倒産は1件あった。市町村別では和歌山市3件、岩出市1件。
紀伊民報