オーナー会議後、報道陣の取材に応じた山口寿一オーナー

　巨人の山口寿一オーナー（67）が、20日に都内のホテルで行われたNPB12球団オーナー会議に出席後、報道陣の取材に応じた。 　山口オーナーは、ソフトバンクの王貞治球団会長（84）から提言されたオール野球界での100年先を見据えた取り組み「BEYOND　OH　プロジェクト」について「非常に、大事な良い提言をいただきましたね」と明かすと「王さんがおつくりになろうとしている新しい法人に、NPBとして一定の資金援助をすると。それから活動援助をしていくという点に関しては全く12球団異論はなかったと思います」と〝全球団満場一致〟で賛成したと言及した。 　一方で巨人のFA補強について「今オフについてはFA宣言をした選手を含めてですね、補強を進めていく方針は了承している」とキッパリ。その上で「ジャイアンツとしてはFAの選手も含めてジャイアンツに来てくれる選手がいれば、もちろんその選手個人としても存分に活躍してほしい、それで幸せな野球人生を過ごしてほしい。そういう考えで、選手に対して接していくことでありますので、こちらがお声がけした選手に関してはぜひ来ていただきたいと思ってます」と個人名は明かさなかったものの、熱いラブコールを送っていた。 　巨人はFA宣言した阪神・大山悠輔内野手（29）やソフトバンク・甲斐拓也捕手（32）の獲得に神経を注いでいる。オーナー含め獲得に〝ウエルカム体制〟な状態の今、補強への動きはどのようになっていくのか。