「立ち直れない。吐き気がする」モウリーニョの解任にローマサポが悲嘆「恥じろ。まったくもって不快」
後任にクラブレジェンドのデ・ロッシが就任
ローマは1月16日、ジョゼ・モウリーニョ監督の退任を発表した。事実上の解任だ。その是非は、議論が分かれるところだろう。確かなのは、一部のサポーターがクラブの決定を悲しんだことだ。 【PHOTO】C・ロナウド、ネイマール、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介! 2021-22シーズンから指揮を執ったモウリーニョは、就任1年目にヨーロッパカンファレンスリーグで優勝。ローマに2008年のコッパ・イタリア以来となるタイトルをもたらした。さらに昨季もヨーロッパリーグで優勝こそ逃したが、2年連続となるUEFA主催大会での決勝進出を果たしている。 だが、セリエAでは2年連続で6位にとどまり、今季は20節を消化した時点で9位。パウロ・ディバラやロメル・ルカクなど、世界的なビッグネームも擁しながら中位とあり、批判の声が高まっていた。 それでも、熱狂的なローマのサポーターに愛された指揮官だけに、一部はクラブの決断に怒っているようだ。『Gazztta dello Sport』紙によると、ファンからは以下のような声が寄せられた。 「これで(リーグ後半戦に)19連勝しなかったら、ひとりずつ...」 「恥じろ。この3年、彼を苦悩させやがって。まったくもって不快。監督、ありがとう!ずっと大好きだ」 「このニュースからもう立ち直れない。我々にふさわしくない一撃だ。ローマを愛しているが、もうスタジアムに戻ることを考えると吐き気がする」 「これでいいさ! 次は来季、アントニオ・コンテ就任の発表をしてくれるんだろ。ありがとう! 少なくとも練習と試合のピッチで心血注がせるだろう」 「シーズン中に監督を代えるのは常に深刻な過ちだ。モウリーニョのサイクルは終わっていた。だが、欧州で頂点に導いてくれた人に対するリスペクトからも、6月を待つ必要があった」 「リーグに対する素晴らしい貢献に感謝。あなたの献身、リーダーシップ、情熱は、消すことのできない軌跡を残した。次のチャプターに向けてエール。あなたはずっとサッカー界のレジェンドだ」 ローマは同日、後任にクラブレジェンドのダニエレ・デ・ロッシが就いたことを発表している。一方、モウリーニョの身の振り方はまだ分かっていない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部