アダム・スコットの戦略は「自分が松山英樹だと思って」 8度目の日本オープン
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報(8日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70) 【画像】世界選抜プレーヤーの言動が物議「誠実さを失った」 米ツアー通算14勝のアダム・スコット(オーストラリア)も、まだ日本のナショナルオープンのタイトルは獲れていない。「いつも日本オープンでは戦略で失敗する。ことしは戦略をしっかり立てていきたい」と8度目の大会挑戦を前に、少しのユーモアを交えてプランを明かした。 2014年から過去7回出場し、22年(古賀ゴルフ・倶楽部)の5位が最高位。ことしは「私が松山英樹だと思ってプレーしたい」というのが戦略の一つだ。スコットが3度目の日本オープン参戦で初めて予選落ちした16年、松山は狭山ゴルフ・クラブで国内メジャー初優勝を飾った。予選ラウンドをともにしたスコットの頭には「そのとき、彼はとにかくフェアウェイをキープしていた印象。自分もそのようにプレーしたい」という当時の記憶が残っている。 その松山とは、来日した6日(日)に一緒に食事をとったという。「きのうは着る物を買いたくて、ユニクロに行きました」と、ことしも日本での時間を楽しんでいるようだ。 開幕2日前はプロアマ戦でコースを回って調整。会場の東京ゴルフ倶楽部も、日本オープンらしくバンカーが点在してフェアウェイが狭く絞られているが、ティイングエリアに立った時の景色が好きだと言う。「今までプレーした中でも好きなゴルフコース。グリーンのサイズも小さくて、ティに立った時にホールごとにそれぞれ特徴がある。きょうは非常に楽しめた」と手ごたえを得て開幕を待つ。 <アダム・スコットの日本オープン戦績> 23年:予選落ち 22年:6位 19年:5位 18年:50位 16年:予選落ち 15年:7位 14年:38位