阪神タイガース・梅野隆太郎選手、紙飛行機投げの日本記録更新 自慢の強肩で64.652m 神戸
紙飛行機を飛ばす距離で世界記録に挑戦するイベントが16日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で開かれ、プロ野球阪神タイガースの梅野隆太郎選手が64メートル652をマークし従来の日本記録を更新した。会場に集まった約300人は万雷の拍手を送った。 【写真】紙飛行機投げで日本記録を更新した阪神タイガースの梅野隆太郎選手 プレスリリース配信サービスを運営する「PR TIMES」が主催した。紙飛行機投げの世界記録88メートル318超えを目指し、捕手のシーズン補殺記録を持つ強肩の梅野選手を投げ手に招いた。サポーターにこれまでの日本記録(61メートル82)を持っていた藤原宣明さんも加わり、紙飛行機の制作や投げ方の指導を行った。 日本記録を更新したのは3投目。キャッチボールで温めた右腕から放たれた紙飛行機は矢のような速さでぐんぐん上昇し、やがて視線のはるか遠くの芝生に鋭く突き刺さった。スクリーンに「64・652m」と表示されると、客席からは大きな歓声が上がった。 その後も投げ続け、ギネス記録更新とはならなかったものの、計44の紙飛行機を投げた。健闘した梅野選手には、ねぎらいの温かい拍手が送られた。 参加者300人も梅野選手とともに紙飛行機を投げた。入団以来、家族で応援しているという宝塚市の小森孝代さん(64)は「大好きな梅ちゃん、来年も頑張ってほしい」と一投に思いを込めた。 梅野選手は「手首の力を利かせられないなど野球とは違う技術で難しさを感じた。オフシーズンだからこそのファンとの交流を楽しめた、たくさんの声援に感謝したい」と語った。(船田翔太)